Recent Posts

Billingham Hadley Small Pro<br>カメラのための過保護なバッグ

Billingham Hadley Small Pro
カメラのための過保護なバッグ

ビリンガムはライカ用、そんな先入観を抱いている人はいないだろうか。たしかにビリンガムのカメ […]

Photographer’s Bag to carry your Dream<br>ドローストリングスタイルに目覚める

Photographer’s Bag to carry your Dream
ドローストリングスタイルに目覚める

とあるカメラバッグを試用中だ。写真家のハービー・山口氏とDOUBLE O DESIGNBO […]

Forever EOS-1D Mark III<br>なぜ15年も使い続けたのか

Forever EOS-1D Mark III
なぜ15年も使い続けたのか

EOS-1D Mark III 写真・文=澤村 徹   ブツ撮り用機材として使ってきたEO […]

The Challenge with Leica M11 and DR Summicron <br>DRズミクロンでメカシャッターを切る

The Challenge with Leica M11 and DR Summicron
DRズミクロンでメカシャッターを切る

  先日、ライカM11でDRズミクロンを使うという記事を公開した。内部干渉にビビ […]

Leica M11 with Super-Angulon and DR Summicron <br>ライカM11で新たにできること

Leica M11 with Super-Angulon and DR Summicron
ライカM11で新たにできること

  ライカM11を入手した。冷静さを失わないと買えないほどにお高いカメラだが、発 […]

Leica M10 Infrared Photography <br>ライカM10で赤外は撮れるのか?

Leica M10 Infrared Photography
ライカM10で赤外は撮れるのか?

  ライカ仲間からライカM10で赤外が撮れると聞き、早速試してみた。周知の通り、 […]

Light Lens Lab E 50mm F2 <br>周エルカンのプロトタイプを試写

Light Lens Lab E 50mm F2
周エルカンのプロトタイプを試写

  周八枚で鮮烈デビューしたLight Lens Lab、その第2弾となる周エル […]

無一居 院落 P1 50mm f1.9 <br>視野崩壊する悪魔のレンズ

無一居 院落 P1 50mm f1.9
視野崩壊する悪魔のレンズ

  無一居から復刻レンズの第2弾、院落 P1 50mm f1.9が発売になった。 […]

FRED HERZOG MODERN COLOR <br>写真集に落ちた視界を拾う

FRED HERZOG MODERN COLOR
写真集に落ちた視界を拾う

  写真家の田中長徳さんがSNSでフレッド・ヘルツォークを紹介していた。たぶん、 […]

SIGMA fp Firmware Ver.3.00<br> オールドレンズ専用機化計画

SIGMA fp Firmware Ver.3.00
オールドレンズ専用機化計画

  SIGMA fpのファームウェアVer.3.00が公開になった。SIGMA […]


FEATURED POSTS

Billingham Hadley Small Pro<br>カメラのための過保護なバッグ

Billingham Hadley Small Pro
カメラのための過保護なバッグ

Billingham Hadley Small Pro 写真・文=澤村 徹


ビリンガムはライカ用、そんな先入観を抱いている人はいないだろうか。たしかにビリンガムのカメラバッグはトラッドなデザインで、ライカユーザーにはことのほか人気だ。ただし、外観だけにとらわれると、ビリンガムの本質を見失う。ビリンガムのアドバンテージ、それは圧倒的な作りのよさにある。

筆者のビリンガム歴は、10年以上前にビリンガム335という容量10Lの大型タイプを愛用していた。当時はデジタル一眼レフとライカ、さらにオールドレンズ数本を持ち歩くことが多く、重量のある機材を安全に携行する必要があった。その条件に合ったのがビリンガムだ。見た目はファッションバッグのようだが、インナークッションが肉厚で細部の作りも頑丈。重量のある機材を詰め込んでもビクともしない。過剰装備ともいえる作りが、大きな安心感につながるのだ。


ビリンガムのハドレースモールプロ(セージファイバーナイト×チョコレートレザー)はオリエンタルホビーにて39,930円。外寸はW330×D140×H250ミリだ。カラバリ豊富なバッグだ。


さて、今回はビリンガムのハドレースモールプロを試用した。容量3.5Lの小振りなカメラバッグだ。サイズ的にミラーレスユーザーにうってつけのバッグである。レンズ付きのミラーレスと交換レンズを、余裕をもって収納可能だ。大きめのオールドレンズを付けた状態でも余裕があった。


オールドレンズを装着したα7 IVと中望遠レンズを収納。この程度なら余裕をもって収納できる。


Visoflex2付きのライカM11とオールドレンズ付きのα7 IVを収納してみた。装着しているレンズにもよるが、この組み合わせはちょっときつい状態だった。2台持ちするなら定番サイズのハドレープロも視野に入れておきたい。


このハドレースモールプロも作りのよさが際立っている。クッション性や縫製の確かさはいうに及ばず、ディテールが実用的なのだ。たとえば上部のハンドル。ショルダータイプのカメラバッグの場合、このハンドルがあるかないかで扱いやすさが全然ちがう。インナークッションの蓋もいい。フラップを開けたときにいきなりカメラをご開帳せずに済む。セキュリティー面で重要な配慮だ。特に高価な機材を携行しているときはありがたい仕様である。また、バッグの開口部に金属がなく、気兼ねなくカメラを出し入れできる。このカメラバッグのよい点を挙げると切りがない。驚くほど撮影機材に過保護なカメラバッグだ。


バッグ上部にハンドルを装備。ショルダーバッグはこのハンドルがあると俄然取り扱いが楽になる。


ショルダーベルトは肉厚のレザーと真鍮製のギボシで固定されている。ショルダーベルトを取り外すことも可能だ。


バッグのメインフラップは美錠とギボシで閉じられている。普段はギボシからレザーベルトを外せばいい。


インナークッションはボタンでバッグ本体に固定する。バッグからインナークッションが抜け出す心配がなく、安心してカメラを取り出せる。


大きな前面ポケットがふたつあり、カメラアクセサリーやスマートフォンが収納可能。メインスペースに小物を入れずに済む。


蓋付きのインナークッションなので、メインフラップを開けても中身が見えない。背面にはタブレットが収納できる。


収納効率という点でもこのバッグはよく考えられている。メインスペースはカメラとレンズ、その他のアクセサリー類は前面のふたつのポケットに仕舞える。背面にはタブレットも収納可能だ。容量面で不足を感じるなら、オプションのエンドポケットを装着するといい。スモールサイズのカメラバッグとはいえ、マックスで収納するとけっこうな機材が入るはずだ。


オプションのエンドポケットAVEA7は12,100円(左)。ショルダーパッドSP-40は7,040円(右)。それぞれカラバリが用意されている。


エンドポケットAVEA7はハドレースモールプロの側面に装着可能。クッション入りなのでレンズポーチとして重宝する。280mlのペットボトルも収納可能。


ショルダーパッドSP-40を装着したところ。表はレザーで、裏面は独立気泡フォームを内蔵している。ショルダーベルトの肩への食い込みを軽減してくれる。


ビリンガムのカメラバッグはややもすると上品な印象が先行する。しかし、実際に手にすると、ガシガシ使ってナンボのバッグだとすぐに気づくはずだ。ビリンガムはけっして高級カメラバッグではない。実用品だ。布がすり切れるまで使い込むのがかっこいい。


※記事中の価格はすべて2020年8月15日現在のものです。

Billingham Hadley Small Pro

オリエンタルホビー|ビリンガム正規輸入販売店