AIアート画集を作ります!
AI ART CHALLENGE
いま僕が何をやっているのか、ざっと説明したい。
オールドレンズ撮影のかたわら、AIアートと真剣に向き合っている。より具体的に言うと、「言葉で絵を《書く》行為」と向き合っている。
生成AIを取り巻く環境はけっしてポジティブなものではない。春にAIアートの個展を開催したとき、ある出版社の人に「うちは生成AIの画集は無理ですから」と牽制されてしまった。作品を見る前から。
でもさ、言葉で絵が書けるんだぜ、すごくない?
僕のなかでは、オールドレンズもデジタル赤外線写真もAIアートも、すべて地続きだ。新たにできることに興味を抱き、それで何ができるかと試行錯誤する。
デジタルカメラでオールドレンズをはじめたとき、「オールドレンズをデジタルで語るな、フィルムで語るべし」と否定された。デジタル赤外線写真は「透けますか?」と下世話な皮肉が止むことはない。
否定からはじまるのはいつものことだ。
いまは四月に個展で発表した「突撃恋愛少女」を画集にするために作業している。これまでたくさんの本を作ってきたけど、人生初の自費出版だ。今年はオールドレンズを買うのを控え、そのぶんを出版費用に充てる。
立派な金額が飛んで行くのだ。
この画集がそうそう売れるとは思っていないし、実際、四月の個展だって大きな話題にはならなかった。それでも2024年の生成AIの成果物を年内に物体化しておきたい。アート作品という形で時代に刻み込みたいのだ。
この画集の制作工程はスレッズで公開している。商業出版とは勝手のちがう自費出版、そのあれやこれやを進捗があるたびに書き連ねている。
■Threads:charge_of_the_love_brigade
「突撃恋愛少女」の作品はインスタグラムにまとめてある。総計600点以上という膨大な作品なので、ダイジェストという形で代表作をアップしている。
■Instagram:charge_of_the_love_brigade
AIアート方面は自分にとって未知の領域だけど、やるべきことはいつもと変わらない。オールドレンズやデジタル赤外線写真と同様、おもしろいと思うことを興味の向くままに掘り下げ行きたい。言葉で絵が書ける時代が来るなんて、こんなビッグウェーブ乗るしかない。AIアートの澤村徹も応援してもらえるとうれしいです。