MAKE WHAT YOU WILL Syl Round Backpack
レフ板用バッグがほしい

MAKE WHAT YOU WILL Syl Round Backpack Black / M + Syl Magic Circle – U Type Black Veg Leather 写真・文=澤村 徹

 

なぜレフ板バッグがないのだろう。カメラ、三脚、モノブロックにスタンドなど、大抵の撮影機材はサードパーティーからバッグが発売されている。しかし、レフ板に特化したバッグはない。たしかにレフ板には純正のバッグ(というか袋!?)が付属しているのだが、取っ手もショルダーベルトもない。そのまま手にぶら下げるか、カラビナでバッグに取り付けて持ち歩くのがせいぜいだ。

数年前からポートレートを撮るようになり、レフ板の持ち運びに不便を感じていた。クルマ移動のフォトグラファーはいざ知らず、電車移動だとレフ板の携行はホントに頭が痛い問題だ。カメラバッグには収まらないし、手に提げていると「いかにもカメラやってます」という見え方が痛々しい。そんなわけで、レフ板用に丸いバッグを買ってみた。

 

MAKE WHAT YOU WILLのSyl Round Backpack、サイズMを入手。前面のレザーはオプションのポーチになっている。

 

今回購入したのは、MAKE WHAT YOU WILLというブランドのSyl Round Backpack Blackだ。Jas M.B.のデザイナーが立ち上げたブランドだという。直径35センチ、厚み10センチのキャンバス製のバッグだ。長めのベルトが付属し、ショルダーとバックパックの2WAYで使用できる。写真のバッグはサイズMで、サイズLだと直径は42センチだ。

このバッグにメインで使っているレフ板を入れてみる。前もってサイズは調べていたが、Lastoliteのトライグリップ・リフレクター 75cmが折り畳んだ状態で問題なく収納できた。さらに、プロ機材ドットコムのイージーグリップレフホルダールーセント(60×90cm)を追加収納しても問題ない。ジッパー式の間口が広くてレフ板の出し入れも快適だ。

 

バッグの開閉はジッパー式。折り畳んだレフ板を入れてレフ板バッグとして活用する。

 

Lastoliteのトライグリップ・リフレクター 75cmが余裕で収納可能。直径35センチなので、悪目立ちしないサイズ感だ。

 

ショルダーベルトで斜め掛けした状態。このサイズ感ならカメラバッグといっしょに持ち歩いても苦にならない。

 

Syl Round Backpackは取っ手とショルダーベルトがある。たとえば、バックパック式のカメラバッグと併用するなら、ショルダーでこのバッグを提げればいい。ショルダー式のカメラバッグなら、取っ手をつかんでこのバッグを携行すれいいだろう。撮影中はショルダーで斜め掛けしておけば、使いたい場面ですぐにレフ板を広げられる。なかなか使い勝手のいいバッグだ。

正直、お値段はかわいくないが、Syl Round Backpackのおかげでレフ板の携行性は格段によくなった。いっそ、ミルスペックのナイロン製レフ板専用バッグとか出てこないだろうか。

 

MAKE WHAT YOU WILL Syl Round Backpack Black / M