Jay Tsujimura Eagle Feather
飛必沖天を抱いた少年たちへ
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ある漢文の一節をいまでもおぼえている。高校の授業で習って以降、ちょっとした心の支えでもあった。
飛必沖天
鳴必驚人
飛べば必ず天に届き、鳴けば必ず人を驚かさん。ひと言でいうと、「やる時はやる!」だ。若い時分はこれにもう少し意味合いを足し、「いまはまだ未熟だけど、その時が来れば必ずや大きく羽ばたいてみせる」と座右の銘的に心に留めていた。高校時代から数十年、果たして自分は羽ばたけたのか。ジェイツジムラのEagle Featherシリーズを手にしたとき、ふとそんなことを思った。期せずして手に入れた、シルバーの翼だ。
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Eagle Featherソフトレリーズボタンはすでに発売済みの製品だが、満を持してライカM10バージョンの登場だ。またこれに合わせ、ライカM10バージョンのEagle Featherホットシューカバーも発売となる。なにゆえライカM10を強調するのかというと、デジタルM型ライカのレリーズとホットシューは、機種によって微妙にサイズ感が異なるのだ。それゆえ、この手のアクセサリーは機種に対応したものを選ばなくてはならない。Eagle FeatherシリーズはそろってライカM10に装着可能だ。
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Eagle Featherソフトレリーズボタンは、シャッターボタンに低く収まり、ボディと見事に一体化する。Eagle Featherホットシューカバーは後ろに向けてツンと跳ね上がり、フェザーらしく躍動感が伝わってくる。未熟だった自分は成熟したのか。「その時」はいつだったのか。ちゃんと大きく羽ばたけたのか。それともこれから羽ばたくのか。ライカM10に佇むEagle Feather、それが静かに問いかける。さて、どう答えたものか。